2017年5月31日水曜日

NANAIRO TRIP.day2『覚醒』

ずいぶん寝ていない。
もう体力も限界なはず。

限界なはずの俺を気持が寝させてくれない。

今頃彼らは仮眠をとって夕方のブラックバスを探しているんだろうなと、ロッジから見える池原ダムを眺めながらなかなか茹で上がらない芋を待つ。

こんな時間もまた良いもんだ。

1番蝉が寂しそうに鳴く七色ダムから疲れて帰って来る仲間に冷えたポテトサラダをたべさせてやりたい。

それだけが俺を眠気から遠ざける。

水辺では真剣な俺たちもボートを降りると会話もガラッと変わる。

全く内容の無い、クソトークがまた面白い。
ましてや無睡のテンションが馬鹿トークに拍車をかける。
もう止まんねえ。



しかし水辺にいるときも勿論素晴らしく奇麗だが、離れて見る景色はまた格別だ。
まさに”静”。

心を落ち着かせてくれる。



とりあえずなんでこのテラスこんな鏡多いねん。



んでこのジャガイモいつ出来んねん。

このロッジなんでテーブルも椅子もないねん。

と、まぁまぁ疲れのせいで機嫌も悪くなってきた。

総取りのロイ君もマジブチファイブ。

マジでブチ切れ5秒前だ。


こうゆう時は酒だ。
酒を飲もう。

疲れた体に大して欲していない酒を放り込む。
悪くない。

そうこうしてると芋もご機嫌になってきた。
芋がご機嫌なら俺もご機嫌様だ。

ささっと下処理をすませ、完成手前で釣りをしてきたメンバーから全く釣れねぇと連絡が。

馬鹿野郎!
と、温泉で待ち合わせ。

初めて会って初めて釣りをして、もうスッポンポンのお付き合い。
秘伝のダムの湯に(嘘よ。)つかりながらも熱いブラックバストークが繰り広げられる。

しかしトークよりも熱い湯にすっきりした我々は釣り人から飲ん兵衛と化す。
さぁ、ロッジへ帰って宴の始まりだ。

これがこのキャンプ&フィッシングのメインイベント。
これが最高に楽しい。

先ずはささっと準備したポテトサラダのお出ましだ。



旨いと言ってくれるだけで準備したかいがある。


ランタンを灯してそれを囲む。
乾杯だ。


テーブルも椅子もないこの部屋は最高の空間となる。


釣りとは違う笑顔がこぼれる。

そうこうしていると初めましてのタカヒロ君と椎茸の社長も無事到着。
全員集合で本間の乾杯!

眠気などもう無い。

俺の目はLIFEBAIT。
覚醒だ。


ロイ君の初?の料理もまた最高だったな。


タカヒロ君のカマ焼きもまた最高だった。


なんだつぃみは。

こっからはいまいち写真も無く会話も覚えていないが存分に話した。

カーテンがスカートだったらの話、
かずやのホクロの素材の話、
かずやのビッグバスの話、
今日のフィールドの話、
明日のフィールドの話。

1人1人とベッドに入る。

深夜2時となった。

俺の目はLIFEBAIT。
覚醒だ。


頑張ったモッさんもギブアップ。



プリズンブレイクを思い出したのは俺だけか?


嘘みたいに奇麗な星。

皆、存分に楽しみ グッすり眠りについた。
ロイ君は上のベッドの木目でノイローゼになっていたのはここだけの話。

覚醒した俺も1人じゃつまらん。
ふて寝してやった。

なんだかざわつき出したロッジ。

珍しく目が覚める。
朝だ。


小6のように寝るもっさん。


釣りた過ぎてブラックバスとロッドを持つポーズ。


このおばちゃん誰だ。


屋根と太陽。


ロッジと黄色いカングー。


りゅうちゃんと椎茸社長と机の無い家。


残り物で何ができるかな?


俺はじゃんけんが強い。


フランスパンがカリカリ。


入り口をふさいでのタックル談義。


みんな釣りすっきゃな〜!!!


頑張る石っしゃんと俺。
後ろはウソップ。


はよせーやとアオるもっさん。


あおられまくってはい完成!

さ!これ食べて、しっかり水分取って、釣りに行こう!


先ずは大人の水遊び。
”パドルでジョン”って遊び。


今日も七色はご機嫌。

皆それぞれのペアで最終戦を挑む。
狙うは勿論真っ黒い魚、ブラックバス。

それだけは同じ。



俺はモッさんと。

良いバイトをもらうがお互いフックアップにいたらず。


山登りをしてもダメ。

ダメダメな俺たちはギャルを乗せたボートを見て盛り上がっていた。

そんな時、別船ではドラマが起こっていたなんて俺たちは知らなかった。

ロイ&石川船だ。

この二人にはとてつもない思いがあった。
お互いそれはあまり口にはしない。

そんな二人が七色ダムで雄叫びをあげた。

そのブラックバスがこいつ!!!!!


もういっちょ!

この表情ですべてが解る。
よく釣り上げた。



今、写真を見ているだけでも笑みがこぼれる。

獰猛なブラックバスもこの時だけは何故か妙に美しい。

これが釣り人石川の七色ダム初のブラックバス。

俺からは多くは語らないでおこう。
二人の思いは二人にしか語れない。
語ってはいけない。

この場に出会わせることが出来なかったのは残念だが、同じ釣行で
記録的な魚、記憶的な魚と出会えた事は誇りに思う。

これが俺たちのブラックバスゲーム。


この笑顔が俺たちのブラックバスフィッシングだ。

ホームのメンバー以外の俺たちはこれでこの場を後にした。
悲しい別れは嬉しい出会いのおかげ。

また会おうと手を振り七色ダムに送り出す。

午後も出たタカヒロ君も嬉しい魚と出会えたようだ。

ホント皆いい笑顔をする。
こっちが照れちゃう。

すべてをここに書きたい気持も有るがここまでにしておこうと思う。
これ以上は俺たちだけの思い出としよう。

忘れん坊な俺でもこの文章を見れば一部始終思いだすだろう。



しかしまた良い旅をさせてもらった。

声をかけてくれたカズヤさん。
ビッグワンおめでとうと、ありがとう。

ナイスフィッシュいっしゃん。
おめでとうとありがとう。

ほりさん、ありがとう。次はどっちか釣りましょう。
二人で1本。二人の1本。

ロイ君、何から何までありがとう。
次は一緒に乗りたいな。

タック君、同船ありがとう。
次はホームへいきましょうね。

祐介にいちゃん、自分はさておき良い写真を一杯ありがとう。
さらに良い思い出になりました。

ショータ君、ありがとう。
また外で某ダンスを踊ろう。
あれもありがとう。

りゅうちゃん、ありがとう。
鶏肉最高でした。

タカヒロ君、ありがとう。
夜な夜な最後までアホな話とカマ焼き最高でした。
あれ、大事にしますね。

椎茸社長、椎茸ありがとう。
うんまかったです。
社長もまた一緒に踊りましょうね。

最初文句だらけのロッジは住めば都。
俺たちにとって最初の最高の場所になった。



いまでもこの鍵をもってあの部屋に帰りたいくらいだ。

それにしてもブラックバスは奥が深いもんだ。

ブラックバスって魚を釣って見たく、380円のアメリカンミノー1つで近所の川に釣りをしにいった小学校4年生の俺はこんな事になるなんてこれっぽっちも思っていなかっただろう。

とゆうかこれっぽっちも間違いなく思っていない。

その時つれたブラックバスがこんなにも人生を豊かにするなんて思いもしなかった。
ブラックバスはだからやめれない。




よし、道具を車に詰め込んで次のフィールドへ行こう。
仲間が待っている。



YES.
BLACK BASS.









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